足関節内反捻挫(いわゆる足首の捻挫)は、足首を内側にひねってしまうことで起こる外側靭帯(特に前距腓靭帯)の損傷が原因です。一般的な治療方法は、損傷の程度(軽度・中等度・重度)によって異なりますが、以下のような流れになります。

👣 靭帯の種類

  1. 前距腓靭帯(ATFL): 最も損傷を受けやすい靭帯で、足首が急激に内側にひねられたときに断裂します。
  2. 踵腓靭帯(CFL) :前距腓靭帯と共に損傷しやすい靭帯。
  3. 後距腓靭帯(PTFL): ATFLよりも強い靭帯ですが、非常に強い力が加わると断裂することがあります。

🔹 グレード1(軽度)

  • 損傷の内容: 靭帯に微細な損傷や引き伸ばしがある状態。靭帯の断裂はありません。
  • 症状: 軽度の痛み、腫れ、圧痛がありますが、歩行に支障はほとんどありません。内出血が見られることもありますが、通常は軽度です。

🔹 グレード2(中等度)

  • 損傷の内容: 靭帯が部分的に断裂した状態。完全に切れてはいませんが、損傷が大きくなると関節の安定性が低下することがあります。
  • 症状:
    • 強い痛みと腫れが生じ、歩行にかなりの支障が出る
    • 内出血が広がることが多い
    • 足首に圧痛が強く、動かすと痛みが増します

🔹 グレード3(重度)

  • 損傷の内容: 靭帯が完全に断裂した状態。非常に安定性が失われ、関節が不安定になります。
  • 症状:
    • 激しい痛み、腫れ、内出血が広範囲にわたって現れます
    • 足関節の可動域が非常に制限され、歩行ができない場合が多い
    • 関節が不安定になり、歩行時に足首がぐらつくことがあります

✅ 期間

  • グレード1: 軽い捻挫、1週間程度の安静で回復
  • グレード2: 部分的断裂、2~3週間の安静とリハビリ
  • グレード3: 完全断裂、手術や長期のリハビリが必要

平成接骨院での治療法


🔹初期治療(受傷直後~48~72時間)

RICE処置が基本です:

  1. Rest(安静)
     → 患部をなるべく使わず、無理な歩行は避けます。
  2. Ice(冷却)
     → 15~20分間冷やし、1日に数回繰り返します(腫れや痛みの軽減目的)。
  3. Compression(圧迫)
     → 弾性包帯やサポーターで圧迫し、腫れを抑えます。
  4. Elevation(挙上)
     → 心臓より高い位置に足を上げておくと腫れの予防になります。

松葉杖で免荷(体重をかけない)

包帯で固定する(足首が動かないようにする)

➡︎ この時期は無理に動かさないことが重要です。

ハイボルテージ治療 を行い、痛みの軽減と回復の促進を図ります 。腫れや炎症を抑える事ができ、靭帯損傷の回復を速めるのに適しています!

🔹中期治療(数日~2週間程度)

目的:靭帯の修復と関節機能の維持

  • 痛みが引いてきたら、軽い可動域訓練(リハビリ)を開始
     → 足首を上下左右にゆっくり動かす運動
  • 体重をかける練習   痛みが減ってきたら、体重を少しずつかけて歩行練習
  • バランス訓練や筋トレ(足関節周囲の筋肉強化)
  • タオルギャザー  → 足指でタオルを手繰り寄せる(足底筋の強化)
  • 外反練習 →足首を外に押し出す(腓骨筋群強化)

一つ一つの動きを正確に確認しながら、筋肉への刺激を与え靭帯や関節への負担を減らし、再発防止に当院は力を入れております!


🔹後期治療・再発予防(2週間以降~)

  • スポーツ復帰や日常動作への完全な復帰を目指します。
  • テーピングや足関節用のサポーター装着
  • 再発予防トレーニング:
     - ヒラメ筋・腓腹筋・腓骨筋の強化

筋肉に対してハイボルテージの運動のプログラムを使い、筋刺激と運動を複合してトレーニングをいたします!


🧠注意点

  • 運動は痛みの出ない範囲で行う
  • もし腫れが再発したら、運動強度を落とす

🔺整形外科を受診すべきケース

  • 明らかな腫れや皮下出血が強い
  • 体重をかけられない
  • 骨折の可能性がある(レントゲンやMRIが必要な場合)
  • 捻挫が繰り返し起こる

まとめ

足首の捻挫は、足をひねってしまったときに起こるケガのひとつで、とくに足首が内側にグッと曲がってしまう「内反捻挫」がよく見られます。スポーツをしているときや、段差につまずいたときなどに起こることが多いです。

このとき、足首の外側にある靭帯(骨と骨をつなぐ強いバンドのようなもの)が伸びたり、切れたりして、痛みや腫れが出ます。重い場合には、歩くのが難しくなることもあります。

捻挫の重さによって、治療の方法は変わりますが、基本的には以下のような対応をします:

  • 安静にする
  • 冷やす(氷などで)
  • 包帯やサポーターで軽く圧迫する
  • 足を心臓より高く上げる

RICE処置を行い、治すためには、無理をせず、専門家に従って治療を続けることが大切です。 また、一度捻挫をすると、再発しやすくなります。そのため、回復後はリハビリで筋肉やバランス感覚をしっかり取り戻すことが、予防につながります。

当院では、お一人おひとりの症状に合わせた施術を行っています。
「足を捻ってしまった」「捻挫を繰り返していてリハビリをしてみたい」と感じる方は、お気軽にご相談ください!

この機会にワンコインで当院の施術を体験して下さい!! 足の捻挫以外の部分での痛み、歪み、慢性疲労等 お困りのことがあれば是非当院までご相談下さい!

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